2023年03月29日

[合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案] 3月29日、衆院農林水産委員会でクリーンウッド法改正案が審議入り

[合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案] 3月29日、衆院農林水産委員会でクリーンウッド法改正案が審議入り

衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54470&media_type=

2023年3月29日 (水)
農林水産委員会 (3時間14分)

案件:
農林水産関係の基本施策に関する件
合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案(211国会閣31)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 笹川博義(農林水産委員長)  9時 00分  01分
 長友慎治(国民民主党・無所属クラブ)  9時 01分  15分
 仁木博文(有志の会)  9時 16分  12分
 稲津久(公明党)  9時 28分  22分
 篠原孝(立憲民主党・無所属)  9時 50分  1時間 06分
 池畑浩太朗(日本維新の会)  10時 56分  16分
 掘井健智(日本維新の会)  11時 12分  15分
 細田健一(自由民主党・無所属の会)  11時 27分  24分
 田村貴昭(日本共産党)  11時 51分  16分
 野村哲郎(農林水産大臣)  12時 07分  04分

答弁者等
大臣等(建制順):
 野中厚(農林水産副大臣)
 伊藤孝江(文部科学大臣政務官)
 角田秀穂(農林水産大臣政務官)
 古川康(国土交通大臣政務官)


野村哲郎・クリーンウッド法改正案・趣旨説明・衆院農林水産委員会.PNG
合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う野村哲郎農林水産大臣



3月29日、衆院農林水産委員会。
合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案(クリーンウッド法改正案)を議題とした。
野村哲郎農林水産大臣より趣旨説明を聴取した。

合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109031.htm

法律案です。




参考

[合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案] 2月28日、クリーンウッド法改正案を閣議決定 義務化や罰則を盛り込み違法木材の排除へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498603551.html
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英のTPP加盟、大筋合意へ 発足11カ国以外で初(共同通信2023年3月29日)

英のTPP加盟、大筋合意へ 発足11カ国以外で初(共同通信2023年3月29日)

英のTPP加盟、大筋合意へ 発足11カ国以外で初
https://www.47news.jp/9123953.html


2023年3月29日の共同通信より転載

 環太平洋連携協定(TPP)に参加する日本など11カ国が近く、英国の加盟に大筋合意する見通しであることが29日、分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。発足時のメンバー以外では初となる。日本政府は英参加を足掛かりに、トランプ政権時代に離脱した米国の復帰に向けて機運を高めたい考えだ。

 加盟には全参加国の正式な承認が必要となる。年内にも、各国の閣僚がルールや新規加盟を議論する最高意思決定機関「TPP委員会」で承認する見込みだ。

 英国は21年2月にTPPへの加盟を正式に申請し、中国と台湾などが続いた。英国の審査はこうした国々に対しての試金石となるため、加盟国が慎重に協議していた。




TPPに参加する日本など11カ国が近く、英国の加盟に大筋合意する見通しであることが29日、分かった。
複数の日本政府関係者が明らかにした。
発足時のメンバー以外では初となる。
日本政府は英参加を足掛かりに、トランプ政権時代に離脱した米国の復帰に向けて機運を高めたい考え。

英国のTPP加盟が近付いて来た。
英国はTPP参加でインド太平洋地域に影響を及ぼす。
TPPは始まりに過ぎない。
TPP+RCEP=FTAAPなので、WTO新ラウンドに吸収される。
SDGsを推進する。
英国の加盟で一帯一路にも動きがあると見る。
TPPとRCEPと一帯一路が連携するようになると推測する。

バイデン政権はIPEFを進めると思うが米国の動きも気になります。
中国、台湾、韓国、エクアドル、コスタリカがTPPに参加したがっている。
タイも関心を示しているという。
TPPは拡大する。

1%の富裕層と99%の国民との闘い。

自由貿易は、最終目標が規制の全撤廃です。
規制とは実は一般市民を守ることも含まれている訳です。
規制とは、国、企業、国民を守る…、公共の福祉、利益を守ることですが、これが多国籍企業群の支配構造に変えられ国内法も勝手に書き換られる。
恐ろしいことです。
米国の離脱を踏まえて、凍結項目を絞り込んだが、米国が将来、TPPに復帰した時に、元の合意内容に戻すというものです。
FTA/EPAというのは、WTOの補完である。
TPPは始まりに過ぎない。
2030年WTO再構築に向けた通商戦略工程表によると、TPP+RCEP=2020年 FTAAPへ。
FTAAPに吸収されたTPPとRCEP, 日欧EPA, TTIP, プルリ交渉(ITA 環境物品 TiSA etc)は、2020年:WTO新ラウンド立ち上げ、2030年:WTOに昇華する。
新世界秩序、人口削減を推進する世界統一政府、NWO(New World Order)樹立へ向けて動いている。

詳しくは、SDGsの記事を参考にして下さい。↓

SDGs(持続可能な開発目標)とWTOへ集約する自由貿易、地域貿易協定(RTA) スパゲティ・ボールは複雑な状態となりSDGsの推進を阻害する 2030アジェンダ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457517693.html

種子法廃止も水道民営化を意図する水道法改正案もTPP協定の第15章の政府調達に沿って、国内法を変えて来た。
農業機械化促進法廃止と農業競争力強化支援法も政府調達に沿って、国内法を変えた。
農業機械化促進法廃止についてはこちら↓

[農業機械化促進法廃止法] 平成30年4月1日施行 3月28日、衆議院通過 4月14日、参議院で可決・成立
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453001417.html

農業競争力強化支援法についてはこちら↓

農業競争力支援法 8月1日施行 第193回国会で成立(5月12日) 5月19日に公布
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453360580.html

農業競争力強化支援法の本質は、第8条4項です。
永年、積み重ねて来た各都道府県研究機関の種子に関するノウハウを民間に渡せという内容。
種子法廃止と農業競争力強化支援法は、モンサント(バイエル)に有利である。
種子法廃止と農業競争力強化支援法は、農家に高い種を買わせるビジネスの為、規制改革推進会議が日本解体で金儲けを企む一つ。
税金で蓄えた知見を民間に只で流すのは国民の財産を捨てること。

[種苗法改正案] 12月2日、改正種苗法が参院本会議で成立 海外への不正持ち出し禁止 立憲民主党と共産党は反対 国民民主党は賛成
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478801016.html

2020年12月2日、改正種苗法が成立し、種苗法の改悪が行われたことを忘れてはならない。
海外への不正持ち出し禁止に反対した議員はいない。
本質はそこではない。
自家増殖が許諾制になった。
種苗を海外に持ち出そうとする悪意を持った者が自家増殖が許諾制になったと言っても、申請するだろうか。
農家の自家増殖が海外流出の温床であるかのようなやり方はやめるべき。
農業競争力強化支援法の8条4項で、民間に知見を渡すようにされているので、この項目を削除せずに海外流出を防止するとは矛盾している。
また、農林水産省は種苗の海外への流出を防ぐには、それぞれの国で品種登録するしかないと答弁していた。
海外流出を防げない。

太平洋のTPPと大西洋のTTIPのメガFTAのバックアップとして、TiSA(新サービス貿易協定)が用意されている。
#StopTPP


経団連工程表・WTO.PNG



参考

イギリス外務省の高官 TPPの早期加入に意欲(NHKニュース2023年1月17日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/497036550.html

12月1日、ウルグアイがTPP加入申請 メルコスール加盟国は反発
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494307895.html

英加入、年内合意目指す TPP閣僚級会合(シンガポール)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492312723.html

コスタリカ、TPP加盟を申請 アジアとの貿易拡大狙う
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/490887377.html

韓国政府がTPP加盟申請へ支持要請 加盟国の駐韓大使に(聯合ニュース2022年4月28日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487681960.html

TPP関税協議へ移行確認 林外相、英貿易相と会談
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485801648.html

TPP、英加入作業部会の手続きに進展 協議は次の段階へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485687729.html

エクアドル TPPに加入申請 加入目指す各国の動き活発に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485043977.html

韓国政府 TPPへの加入申請方針 副首相が関連手続き開始と表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484799314.html

中国・習主席 TPP加入に向け“市場開放”アピール
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484319358.html

TPP イギリス加入に向けた交渉行う作業部会 9月28日に初会合
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483603898.html

台湾 TPP加入申請 “長期的な経済発展の戦略” 中国けん制も
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483557195.html

中国、TPP加盟を正式申請 アジア貿易主導権狙う
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483476067.html

[TPP委員会] 9月1日、月内にも英国TPP加入で初会合 参加11カ国、ルール水準維持
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483239211.html

イギリスがTPP参加交渉を開始
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/482176431.html

[TPP委員会] 6月2日、イギリスのTPP加入手続き開始決定 参加11か国の閣僚級会合
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481818753.html

中国がTPPに加入する可能性、李首相が全人代冒頭で示す
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480395983.html

「ブルネイのTPP早期締結に期待」西村経済再生相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480290957.html

英、TPP参加を正式表明 初の新規加入で拡大機運
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479967230.html

日本とメキシコ、TPP拡大へ協力 外相会談で確認
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479398893.html

菅首相 中国のTPP参加「今の体制では難しいと思う」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479363081.html

TPP参加への意欲示すイギリスを支援へ 西村経済再生相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478077642.html

茂木外相 タイのTPP参加を最大限支援 副首相と会談
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473654180.html

経済再生担当相とタイ副首相 TPP参加へ緊密連携で一致
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473622230.html

[TPP11] TPP拡大し自由貿易推進を 保護主義対抗、11カ国閣僚声明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/463736476.html

[TPP11] TPP発効、5億人経済圏誕生 貿易拡大へ関税95%超撤廃
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/463449016.html




関連

[山田正彦氏] 狙いは農業・農協潰し TPP協定に沿い法整備する日本政府 種子法廃止、水道法を改定して民間に委託する TPP協定第15章の「政府調達」に沿った国内法へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/448618153.html




関連(TiSA)

TiSA(新サービス貿易協定)、WTO非公式閣僚会合で早期再開・妥結を目指す
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453302898.html

TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中!
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447006147.html

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442664873.html

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html




追記

こちらも、ご覧下さい。


国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424279131.html
ラベル:TPP CPTPP
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[所得税法等の一部を改正する法律案] 3月28日、改正所得税法が成立 NISA拡充で投資促進 立憲、維新、共産党は反対

[所得税法等の一部を改正する法律案] 3月28日、改正所得税法が成立 NISA拡充で投資促進 立憲、維新、共産党は反対

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年3月9日
財政金融委員会
約4時間9分

会議の経過
  財政金融委員会(第二回)
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   財政政策等の基本施策及び金融行政に関する件について鈴木国務
   大臣、秋野財務副大臣、和田内閣府副大臣及び政府参考人に対し
   質疑を行った。
   所得税法等の一部を改正する法律案(閣法第二号)(衆議院送付)
   について鈴木財務大臣から趣旨説明を聴いた。

発言者一覧

酒井庸行(財政金融委員長)
西田昌司(自由民主党)
勝部賢志(立憲民主・社民)
横沢高徳(立憲民主・社民)
上田勇(公明党)
酒井庸行(財政金融委員長)
浅田均(日本維新の会)
大塚耕平(国民民主党・新緑風会)
小池晃(日本共産党)
安達澄(各派に属しない議員)
神谷宗幣(各派に属しない議員)
堂込麻紀子(各派に属しない議員)
鈴木俊一(財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、デフレ脱却担当)


鈴木俊一・所得税法改正案・趣旨説明・参院財政金融委員会2023年.PNG
所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う鈴木俊一財務大臣


参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年3月14日
財政金融委員会
約2時間20分

会議の経過
  財政金融委員会(第三回)
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   所得税法等の一部を改正する法律案(閣法第二号)(衆議院送付)
   について鈴木国務大臣、秋野財務副大臣、藤丸内閣府副大臣、本
   田厚生労働大臣政務官及び政府参考人に対し質疑を行った。

発言者一覧

酒井庸行(財政金融委員長)
浅尾慶一郎(自由民主党)
柴愼一(立憲民主・社民)
勝部賢志(立憲民主・社民)
横山信一(公明党)



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年3月16日
財政金融委員会
約1時間57分

会議の経過
  財政金融委員会(第四回)
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   参考人の出席を求めることを決定した。
   所得税法等の一部を改正する法律案(閣法第二号)(衆議院送付)
   について鈴木国務大臣、秋野財務副大臣、政府参考人及び参考人
   日本銀行総裁黒田東彦君に対し質疑を行った。

発言者一覧

酒井庸行(財政金融委員長)
浅田均(日本維新の会)
大塚耕平(国民民主党・新緑風会)
小池晃(日本共産党)
神谷宗幣(各派に属しない議員)
堂込麻紀子(各派に属しない議員)



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年3月28日
財政金融委員会
約20分

会議の経過
  財政金融委員会(第六回)
   所得税法等の一部を改正する法律案(閣法第二号)(衆議院送付)
   について討論の後、可決した。
    なお、附帯決議を行った。
   関税定率法等の一部を改正する法律案(閣法第一三号)(衆議院
   送付)について鈴木財務大臣から趣旨説明を聴いた。

発言者一覧

酒井庸行(財政金融委員長)
柴愼一(立憲民主・社民)
梅村聡(日本維新の会)
岩渕友(日本共産党)
横沢高徳(立憲民主・社民)
鈴木俊一(財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、デフレ脱却担当)


柴愼一・所得税法改正案・反対討論2023年.PNG
立憲民主党の柴愼一氏

岩渕友・所得税法改正案・反対討論2023年.PNG
共産党の岩渕友氏

2023年・所得税法改正案・参院財政金融委員会・可決.PNG
所得税法等の一部を改正する法律案が参院財政金融委員会で可決


「NISA」拡充など新年度の税制改正法が成立 参院本会議
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230328/k10014022261000.html


2023年3月28日のNHKニュースより転載

個人投資家を対象にした優遇税制「NISA」の拡充などを盛り込んだ新年度=令和5年度の税制改正法が、28日の参議院本会議で可決・成立しました。

このうち「NISA」は、貯蓄から投資へのシフトを支えるため来年1月から、株式や投資信託を非課税で保有できる期間を無期限としたうえで、保有できる限度額も1800万円に拡大します。

車の燃費性能に応じて自動車重量税を軽減する「エコカー減税」は、来月末に期限を迎えますが、半導体不足で車の納期が遅れていることなどを考慮して今の制度のまま、ことしの年末まで据え置いたうえで、そのあとは、対象となる車の燃費基準を段階的に引き上げながら、2026年4月まで延長します。

また、ことし10月から始まる消費税の「インボイス」制度については、小規模事業者の負担を減らすため、年間の売り上げが1000万円以下の事業者が「課税事業者」になった場合、仕入れなどで払った消費税がいくらであろうと、売り上げにかかる消費税のうち、一律で2割だけ納めればよいという軽減措置を導入します。

このほか、税負担の不公平感の解消につなげるため、1年間の総所得が30億円を超えるような富裕層のうち、非上場株など資産による所得が多い人を対象に、2025年分の所得から追加の課税を始めることにしています。



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年3月28日
本会議
約1時間39分

会議の経過
〇議事経過 今二十八日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午後二時一分
 日程第 一 令和五年度一般会計予算
 日程第 二 令和五年度特別会計予算
 日程第 三 令和五年度政府関係機関予算
  右の三案は、予算委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が 
  あって、討論の後、記名投票をもって採決の結果、賛成一四八、反
  対九五にて可決された。
 地方税法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
  右の両案は、日程に追加し、総務委員長から委員会審査の経過及び
  結果の報告があった後、第一の議案は可決、第二の議案は可決され
  た。
 所得税法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
  右の議案は、日程に追加し、財政金融委員長から委員会審査の経過
  及び結果の報告があった後、可決された。
 散会 午後三時三十三分

発言者一覧

尾辻秀久(参議院議長)
末松信介(予算委員長)
村田享子(立憲民主・社民)
高橋はるみ(自由民主党)
串田誠一(日本維新の会)
嘉田由紀子(国民民主党・新緑風会)
田村智子(日本共産党)
河野義博(総務委員長)
酒井庸行(財政金融委員長)


酒井庸行(財政金融委員長)・所得税法改正案.PNG
所得税法等の一部を改正する法律案が委員会で可決したことを報告する酒井庸行(財政金融委員長)

2023年・所得税法改正案・成立.PNG
所得税法等の一部を改正する法律案が成立



3月9日、参院財政金融委員会。
所得税法等の一部を改正する法律案(所得税法改正案)を議題とした。
鈴木俊一財務大臣より趣旨説明を聴取した。


3月14日、参院財政金融委員会。
所得税法等の一部を改正する法律案(所得税法改正案)を議題とした。

自民党の浅尾慶一郎氏、立憲民主党の柴愼一氏、立憲民主党の勝部賢志氏、公明党の横山信一氏が、鈴木俊一財務大臣、秋野財務副大臣、藤丸内閣府副大臣、本田厚生労働大臣政務官及び政府参考人に対し、それぞれ質疑を行った。


3月16日、参院財政金融委員会。
所得税法等の一部を改正する法律案(所得税法改正案)を議題とした。

日本維新の会の浅田均氏、国民民主党の大塚耕平氏、共産党の小池晃氏、各派に属しない議員の神谷宗幣氏、各派に属しない議員の堂込麻紀子氏が、鈴木俊一財務大臣、秋野財務副大臣、政府参考人及び参考人日本銀行総裁黒田東彦氏に対し、それぞれ質疑を行った。

質疑を終局した。


3月28日、参院財政金融委員会。
所得税法等の一部を改正する法律案(所得税法改正案)を議題とした。

討論を行った。

立憲民主党の柴愼一氏が反対討論を行った。

日本維新の会の梅村聡氏が反対討論を行った。

共産党の岩渕友氏が反対討論を行った。

採決を行ったところ、賛成多数で可決した。

立憲民主党の横沢高徳氏が附帯決議の趣旨説明を行った。
附帯決議について採決を行ったところ、全会一致で可決した。
法案には附帯決議が付された。


3月28日、参院本会議。
所得税法等の一部を改正する法律案(所得税法改正案)を議題とした。
酒井庸行(財政金融委員長)の報告は可決。
採決を行ったところ、賛成多数で可決した。

改正所得税法が成立した。
インボイス制度は中止すべきです。
NISA拡充は一人当たりの投資家の上限額を大幅に引き上げて、1800万円とし、現行の2倍以上にするものです。
これだけの規模の証券投資が出来るのは、ごく一部の富裕層の金融資産保有者であり、優遇措置の拡大でしかありません。




参考

[所得税法等の一部を改正する法律案] 3月8日、参院本会議で所得税法改正案が審議入り NISA拡充で投資促進
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498513720.html

[所得税法等の一部を改正する法律案] 2月28日、所得税法改正案が衆院通過 NISA拡充で投資促進 野党は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498440352.html

[所得税法等の一部を改正する法律案] 2月3日、所得税法改正案を閣議決定 NISA拡充で投資促進
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498425300.html




関連

[令和五年度税制改正大綱] 12月23日、税制改正大綱を閣議決定 防衛力の必要財源に増税実施盛り込む
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495239118.html

[自民党] 12月16日、NISA拡充・恒久化、スタートアップ支援を強力に推進 与党税制改正大綱が決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495124106.html
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