岸田首相 カナダ首相と首脳会談 中国など念頭に連携強化で一致
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230113/k10013948121000.html
2023年1月13日のNHKニュースより転載
岸田総理大臣は、訪問先のカナダでトルドー首相と首脳会談を行い、カナダが中国をけん制する内容の新たな戦略を策定したことも踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化していくことで一致しました。
ことし5月のG7広島サミットを前に、欧米のメンバー5か国を歴訪している岸田総理大臣は、4つめの訪問先のカナダの首都オタワで、日本時間の13日午前1時半すぎから、およそ1時間、トルドー首相と首脳会談を行いました。
冒頭、岸田総理大臣は「ことし日本はG7の議長国を務める。ぜひカナダとも協力しながら気候変動や経済安全保障など、さまざまな国際的な課題についてG7で議論をリードしていきたい」と述べ、協力を求めました。
そして、両首脳は、ウクライナ情勢などに直面する中での広島サミットの成功に向けて、結束して対応することを確認しました。
また、会談で両首脳は、カナダが、去年、海洋進出の動きを強める中国をけん制する内容の新たな「インド太平洋戦略」を策定したことも踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化していくことで一致しました。
このほか会談では岸田総理大臣が防衛力の抜本的な強化を図っていることを説明したのに対し、トルドー首相は支持する考えを示しました。
岸田首相「中国は両国にとって中心的な課題」
岸田総理大臣は、カナダのトルドー首相との共同記者会見で「中国は日本とカナダ両国にとって中心的な課題だ。トルドー首相とは、東シナ海や南シナ海における一方的な現状変更の試みに強く反対するとともに、中国をめぐる諸課題への対応で引き続き緊密に連携していくことで一致した」と述べました。
また「5月のG7広島サミットの成功に向け緊密に連携していくことを確認した。力による一方的な現状変更の試みや、核兵器による威嚇・使用を断固として拒否し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くというG7のビジョンや決意を示していく」と述べました。
岸田文雄首相とカナダのトルドー首相
「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が321MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
これからも国会の記事を書きたいと思っています。
容量不足は厳しいです。
岸田総理大臣は、カナダでトルドー首相と首脳会談を行い、カナダが中国をけん制する内容の新たな戦略を策定したことも踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化していくことで一致した。
今年5月のG7広島サミットを前に、欧米のメンバー5か国を歴訪している岸田総理大臣は、4つめの訪問先のカナダの首都オタワで、日本時間の13日午前1時半過ぎ(現地時間1月12日午前11時25分)から、およそ1時間、トルドー首相と首脳会談を行った。
日加首脳会談(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/ca/page4_005750.html
「 現地時間1月12日午前11時25分(日本時間13日午前1時25分)から約75分間、カナダ・オタワを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジャスティン・トルドー・カナダ首相(The Right Honourable Justin Trudeau, Prime Minister of Canada)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、会談後、トルドー首相主催の経済関係者との昼食会が行われ、和やかな雰囲気の下、日加間の経済関係のポテンシャルについて意見交換が行われました。
冒頭、トルドー首相から、岸田総理大臣のカナダ訪問を歓迎するとともに、日加関係の一層の強化に向けて協力していきたい旨述べました。これに対し岸田総理大臣から、温かい歓迎に感謝する、2016年の外務大臣としての訪問以来7年ぶりに、また総理大臣として初めてカナダを訪問でき嬉しく思う、日本とカナダは共にG7のメンバーであり、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有するインド太平洋地域の重要な戦略的パートナーとして、地域と国際社会の平和と安定の維持・強化のため連携していきたい旨述べました。
岸田総理大臣から、先月策定した新たな国家安全保障戦略等に基づき、反撃能力の保有を含む防衛力の抜本的強化及び防衛予算の増額を決定した旨述べたのに対し、トルドー首相から、全面的な支持を得ました。
また、岸田総理大臣から、昨年11月にカナダが「インド太平洋戦略」を発表したことを歓迎した上で、同戦略は昨年10月に日加両国で発表した「自由で開かれたインド太平洋に資する日加アクションプラン」と軌を一にするものであり、太平洋国家として、インド太平洋地域への関与を強化しているカナダとの連携を一層深化させ、同「アクションプラン」の着実な実施を通じて「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向け連携していきたい旨述べました。
(省略)
両首脳は、CPTPPについても率直な議論を行い、同協定のハイスタンダードを維持する重要性を確認するとともに、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、両首脳は、エネルギーや食料を含む経済分野で協力関係を強化すること、また、経済的威圧への対応を含む経済安全保障分野や開発金融分野においても連携していくことで一致しました。
(省略)」
参考リンク
岸田総理大臣のフランス、イタリア、英国、カナダ及び米国訪問(令和5年1月9日〜15日)(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/page4_005738.html
ラベル:岸田文雄