2022年11月30日

[衆院予算委] 11月28日、クリエイターの未来奪う 消費税インボイスやめよ 共産党の田村貴昭氏が迫る 自民内にも反対の声

[衆院予算委] 11月28日、クリエイターの未来奪う 消費税インボイスやめよ 共産党の田村貴昭氏が迫る 自民内にも反対の声

クリエイターの未来奪う 消費税インボイスやめよ 衆院予算委 田村貴昭氏が迫る 自民内にも反対の声
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-11-29/2022112901_01_0.html


2022年11月29日の赤旗より転載

 「物価高騰の中で、新たな消費税の導入なんてとんでもない」「課税業者になれというのは廃業宣告に等しい」―。日本共産党の田村貴昭議員は28日の衆院予算委員会で、来年10月に導入予定のインボイス(適格請求書)制度をめぐり、「中止、廃止、延期を求める声が各地・各業界から沸き起こっている」として導入中止を迫りました。(論戦ハイライト

 田村氏は、16日に開かれた「インボイス問題検討・超党派議員連盟」でアニメ、漫画、演劇、声優・俳優の4団体を代表して、声優の有志チーム「VOICTION」共同代表の甲斐田裕子さんが訴えた内容を紹介。「フリーランスや小規模事業者の廃業や倒産が増えれば、彼らと一緒に作品を作っている中小企業も事業が立ち行かなくなり、業界そのものの縮小、クオリティの低下は免れない」との訴えを読み上げ、岸田文雄首相の認識をただしました。

 岸田首相は「インボイスに対する声は、さまざまなルートで聞いている」と述べる一方で、「インボイス制度は複数税率の下で適正な課税を確保するために必要なものだ」と強弁しました。

 田村氏は、4団体だけではなく出版・映像やエンタメ・文化団体からもインボイスの反対声明が続々と上がっていると指摘。作家の似鳥鶏(にたどり・けい)さんの「インボイスで廃業する漫画家の『2割』って『売れない人たち』ではなく『これからヒットを出すはずの新人』なんです」との声を挙げ、「クリエイターの未来の可能性を奪わないでもらいたい」と迫りました。

 田村氏は、斎藤健法相が自身のサイトで「多くの中小・零細企業が、死ぬか生きるかの瀬戸際にあるような時に事務負担を大幅に増大させたり、取引実態に混乱を与えかねないようなことを、今、やりますか」とインボイス制度導入の延期を主張していることを紹介。「閣内でも反対の声があがっている」と強調しました。

 斎藤法相は「就任前の一国会議員としての意見を表明したまでだ」と弁明。田村氏は「11月9日。就任の2日前ではないか」「閣内や党内でも意見が一致していないものを国民に押し付けるのか」と追及し、インボイスの導入中止を重ねて求めました。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54219&media_type=

2022年11月28日 (月)
予算委員会 (7時間26分)

案件:
令和四年度一般会計補正予算(第2号)
令和四年度特別会計補正予算(特第2号)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 古川禎久(予算委員会理事)  9時 02分  02分
 西村智奈美(立憲民主党・無所属)  9時 04分  41分
 源馬謙太郎(立憲民主党・無所属)  9時 45分  30分
 藤岡隆雄(立憲民主党・無所属)  10時 15分  42分
 逢坂誠二(立憲民主党・無所属)  10時 57分  28分
 小野泰輔(日本維新の会)  11時 25分  41分
 古川禎久(予算委員会理事)  13時 00分  01分
 馬場伸幸(日本維新の会)  13時 00分  1時間 01分
 堀場幸子(日本維新の会)  14時 01分  30分
 住吉寛紀(日本維新の会)  14時 31分  32分
 玉木雄一郎(国民民主党・無所属クラブ)  15時 03分  41分
 田村貴昭(日本共産党)  15時 44分  43分
 福島伸享(有志の会)  16時 27分  28分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  16時 55分  14分

答弁者等
大臣等(建制順):
 岸田文雄(内閣総理大臣)
 松本剛明(総務大臣)
 齋藤健(法務大臣)
 林芳正(外務大臣)
 鈴木俊一(財務大臣 内閣府特命担当大臣(金融) デフレ脱却担当)
 永岡桂子(文部科学大臣 教育未来創造担当)
 加藤勝信(厚生労働大臣)
 野村哲郎(農林水産大臣)
 西村康稔(経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 ロシア経済分野協力担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
 斉藤鉄夫(国土交通大臣 水循環政策担当 国際園芸博覧会担当)
 浜田靖一(防衛大臣)
 河野太郎(デジタル大臣 内閣府特命担当大臣(デジタル改革 消費者及び食品安全) 国家公務員制度担当)
 秋葉賢也(復興大臣 福島原発事故再生総括担当)
 谷公一(国家公安委員会委員長 国土強靱化担当 領土問題担当 内閣府特命担当大臣(防災 海洋政策))
 小倉將信(こども政策担当 共生社会担当 女性活躍担当 孤独・孤立対策担当 内閣府特命担当大臣(少子化対策 男女共同参画) )
参考人等(発言順):
 黒田東彦(参考人 日本銀行総裁)


田村貴昭・衆院予算委員会・質疑11月28日.PNG
共産党の田村貴昭氏



「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
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11月28日、衆院予算委員会。
令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算を議題とした。

共産党の田村貴昭氏は28日の衆院予算委員会で、来年10月に導入予定のインボイス(適格請求書)制度を巡り、「中止、廃止、延期を求める声が各地・各業界から沸き起こっている」として導入中止を迫った。

論戦ハイライト 政権姿勢 抜本転換迫る 衆院予算委 田村貴昭議員の質問
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-11-29/2022112903_01_0.html

2022年11月29日の赤旗より。

「 肥料や飼料、資材、燃油などの価格高騰で農業は危機に陥っています。田村氏は、政府は酪農支援のため配合飼料価格安定制度の補てんを行うとしているが、補てんは一部にすぎず、不足分が全部農家にのしかかっていることをパネルを示して告発。「農家は牛乳を搾れば搾るほど赤字という事態になっている。このままでは国内から酪農家が激減する」として、次のようにただしました。

 田村 飼料の高騰分すべてを補てんする緊急措置を今すぐとるべきだ。

 野村哲郎農林水産相 酪農経営が非常に厳しいのは十分承知している。補正予算において抑制的な生産と乳製品の長期保管をお願いしている。

 田村 それで5割が離農し廃業を余儀なくされる、今の状況をどう救済するのか。

 田村氏は、政府が死活問題に直面している生産者の声を聞かず直接支援をやらない一方で、「アメリカの言うことだけはよく聞いている」と述べ、その典型が「ミニマムアクセス(MA)米だ」と告発しました。

 田村氏は、この秋収穫の全国の米の価格が60キロあたり1万〜1万1000円程度だったのに、生産費が1万5000円以上と全く採算が取れていないことを指摘。にもかかわらず、政府が77万トンものMA米を輸入し、精米換算で60キロあたり1万5000円程度で国産よりはるかに高値で買っており、しかもその大半は家畜の肥料にまわされて毎年数百億円という巨額の売買差損が発生している実態を告発。「国内では米の生産量を減らせと言っているのに、おかしいではないか」と迫りました。

 田村 日本の稲作を守るために、交渉してMA米の制度を見直し、やめるべきだ。

 野村農水相 ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉で全体のパッケージとして決まったもので、中止は極めて困難だ。

 田村氏は、輸入依存を転換し「直接支援、補てんをする農政に切り替えるべきだ」と強調しました。」

共産党の田村貴昭氏は「ミニマムアクセス(MA)米」に言及する場面があった。
日本の稲作を守るために、米国と交渉してMA米の制度を見直し、やめるべきと訴えた。
野村哲郎農林水産大臣は「ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉で全体のパッケージとして決まったもので、中止は極めて困難だ。」と答弁。
田村貴昭氏は輸入依存を転換し「直接支援、補てんをする農政に切り替えるべきだ」と強調した。




参考

[令和四年度一般会計補正予算] [令和四年度特別会計補正予算] 11月29日、第2次補正予算が衆院通過 自公、国民民主党が賛成
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494228669.html

[衆院予算委] 11月25日、農業が直面する課題に「自民党の政策の方向性そのものが間違えだったのではないか」と立憲民主党の石川香織氏
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494041700.html

[衆院予算委] 11月25日、「事業者が使いやすい交付金の整備を」立憲民主党の後藤祐一氏が指摘
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494026083.html

[第2次補正予算案] 11月22日、参院本会議で審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493856210.html

[第2次補正予算案] 11月21日、衆院本会議で審議入り 首相 閣僚辞任を陳謝
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493847012.html

11月8日、“経済対策”補正予算案 閣議決定 一般会計の総額28兆9222億円
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493373841.html

10月28日、岸田首相が会見 新たな総合経済対策を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492970285.html

政府 子育て支援策 0〜2歳児がいる世帯にクーポン発行を検討(NHKニュース2022年10月15日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492552233.html
ラベル:田村貴昭
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[令和四年度一般会計補正予算] [令和四年度特別会計補正予算] 11月29日、第2次補正予算が衆院通過 自公、国民民主党が賛成

[令和四年度一般会計補正予算] [令和四年度特別会計補正予算] 11月29日、第2次補正予算が衆院通過 自公、国民民主党が賛成

衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54221&media_type=

2022年11月29日 (火)
予算委員会 (5時間02分)

案件:
令和四年度一般会計補正予算(第2号)
令和四年度特別会計補正予算(特第2号)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 根本匠(予算委員長)  8時 58分  02分
 國場幸之助(自由民主党)  9時 00分  15分
 吉田宣弘(公明党)  9時 15分  15分
 末松義規(立憲民主党・無所属)  9時 30分  26分
 渡辺創(立憲民主党・無所属)  9時 56分  32分
 山井和則(立憲民主党・無所属)  10時 28分  31分
 青柳仁士(日本維新の会)  10時 59分  36分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  11時 35分  09分
 宮本徹(日本共産党)  11時 44分  10分
 仁木博文(有志の会)  11時 54分  06分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  12時 00分  05分
 根本匠(予算委員長)  13時 05分  01分
 森山浩行(立憲民主党・無所属)  13時 05分  17分
 後藤祐一(立憲民主党・無所属)  13時 22分  23分
 池畑浩太朗(日本維新の会)  13時 45分  14分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  13時 59分  05分
 宮本徹(日本共産党)  14時 04分  05分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  14時 09分  03分
 渡辺創(立憲民主党・無所属)  14時 12分  02分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  14時 14分  03分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  14時 17分  05分
 鰐淵洋子(公明党)  14時 22分  03分
 渡辺創(立憲民主党・無所属)  14時 25分  04分
 掘井健智(日本維新の会)  14時 29分  03分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  14時 32分  03分
 宮本徹(日本共産党)  14時 35分  03分
 緒方林太郎(有志の会)  14時 38分  03分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  14時 41分  05分

答弁者等
大臣等(建制順):
 岸田文雄(内閣総理大臣)
 松本剛明(総務大臣)
 齋藤健(法務大臣)
 西村康稔(経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 ロシア経済分野協力担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
 斉藤鉄夫(国土交通大臣 水循環政策担当 国際園芸博覧会担当)
 浜田靖一(防衛大臣)
 松野博一(内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 拉致問題担当 ワクチン接種推進担当)
 河野太郎(デジタル大臣 内閣府特命担当大臣(デジタル改革 消費者及び食品安全) 国家公務員制度担当)
 秋葉賢也(復興大臣 福島原発事故再生総括担当)



第2次補正予算が衆院通過 約29兆円、委員会可決
https://www.47news.jp/politics/8630174.html


2022年11月29日の共同通信より転載

 衆院予算委員会は29日、総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算案を与党と国民民主党の賛成多数で可決した。一般会計の歳出総額は28兆9222億円で、物価高の負担軽減策や新型コロナウイルス感染症対策を講じる。29日の衆院本会議で、与党と国民民主党による賛成多数で可決され、衆院を通過した。

 岸田首相は予算委で補正予算案に関し「物価、円安、雇用への対応やエネルギーの安定供給が重要だ。サプライチェーンの見直しが求められている。こうした事態に対応する」と強調した。

 参院での補正予算案審議は30日と12月1日の予算委で首相と全閣僚が出席する質疑を行う。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54225&media_type=

2022年11月29日 (火)
本会議 (55分)

案件:
弔詞贈呈報告
情報監視審査会委員辞任の件
情報監視審査会委員の選任
令和四年度一般会計補正予算(第2号)
令和四年度特別会計補正予算(特第2号)
日本放送協会平成三十年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書
日本放送協会令和元年度財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書
地方交付税法の一部を改正する法律案(210国会閣19)
国立研究開発法人情報通信研究機構法及び電波法の一部を改正する法律案(210国会閣20)
独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法の一部を改正する法律案(210国会閣21)
令和四年度出産・子育て応援給付金に係る差押禁止等に関する法律案(210国会衆16)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 細田博之(衆議院議長)  17時 42分  04分
 根本匠(予算委員長)  17時 46分  04分
 森山浩行(立憲民主党・無所属)  17時 50分  08分
 堀井学(自由民主党)  17時 58分  06分
 奥下剛光(日本維新の会)  18時 04分  07分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  18時 11分  04分
 宮本徹(日本共産党)  18時 15分  08分
 浮島智子(総務委員長)  18時 23分  06分
 宮内秀樹(文部科学委員長)  18時 29分  04分
 三ッ林裕巳(厚生労働委員長)  18時 33分  02分


根本匠(予算委員長)・第2次補正予算案.PNG
令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算が委員会で可決したことを報告する根本匠(予算委員長)


【衆院本会議】「額ありきで国民全体の切実な声に応えられていない」森山議員が補正予算案に反対討論
https://cdp-japan.jp/news/20221129_4967


2022年11月29日の立憲民主党HPより転載

 衆院本会議で11月29日、2022年度第2次補正予算案の採決が行われ、与党の賛成多数で可決しました。採決に先立ち立憲民主党・無所属会派を代表して森山浩行議員が反対討論を行いました。

 森山議員は冒頭で旧統一教会問題に言及し、「被害者を救済するために、『悪質献金被害救済法案』を維新の会と共同で提出している。いわゆるマインドコントロール下における悪質な勧誘行為による寄付被害こそ救済・予防策を講じるべき対象である。われわれは与野党協議で重ねて訴え、問題意識は与党の皆さんとも共有してきたが、現時点で新法には、十分な実効性があるとは言えない」と指摘しました。その上で岸田総理に対し、「きちんと実効性のある被害救済・防止策を実現することを期待する」と求めました。

 本補正予算案について森山議員は、「長期化するコロナ禍や物価高騰の影響など、特に若者や子育て世代に対し、具体的で効果的な施策を講じる必要があるが政府案では対策が不十分」「新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費を3兆7400億円積み増しし、その結果今年度予備費は総額11兆7600億円に達し、財政民主主義に反する」と批判しました。

 また維新の会と共同提出した組み替え動議の内容について、(1)出産費の実質無償化(2)養育費の立て替え払い制度を導入(3)児童手当の特例給付に係る所得制限の実質的な撤廃(4)給食費の無償化(5)給付型奨学金や授業料減免の制度を拡充−−等だと説明したうえで、「与党側はこの提案に一顧だにせず、組み替え動議は否決された。胸襟を開いて議論すべきだが、政府与党にその姿勢が見られないことは大変残念」と述べました。

 森山議員は最後に、「1カ月で3人もの大臣が辞任し、国会で連日大臣の資質問題を問わざるを得ない状況が続いている。下がり続ける内閣支持率の回復目当てに、額ありきで、一夜漬けで、密室で積み上げられた本補正予算案は、到底、国民全体の切実な声に応え得るものではない」と述べ、本補正予算案に反対する討論を終えました。

 各会派の討論の後採決が行なわれ、与党等の賛成多数により政府提出の2022年度第2次補正予算案が可決されました。


森山浩行・第2次補正予算案・反対討論・衆院本会議.PNG
立憲民主党の森山浩行氏


2022年度2次補正予算案 宮本徹議員の反対討論(要旨) 衆院本会議
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-11-30/2022113004_03_0.html


2022年11月30日の赤旗より転載

 日本共産党の宮本徹議員が29日の衆院本会議で行った、2022年度第2次補正予算案に対する反対討論の要旨は次の通りです。

 政府の補正予算案は、もっとも緊要である物価高騰から暮らしを守る施策は全く不十分な一方、緊急性がない多額の予備費や基金、軍事費などを計上しています。国民の暮らしの実情からも、財政法に照らしても到底認められません。

 補正予算に多額の軍事費を計上し、次年度以降の歳出化経費を前倒して盛り込むというやり方は、財政法で規定された補正予算の趣旨を踏みにじるものです。また、今回盛り込まれている軍事費の多くは、辺野古新基地建設、馬毛島基地建設など米軍再編経費です。9月の沖縄県知事選で県民は辺野古新基地建設にノーの審判を重ねて示しました。米軍艦載機の夜間発着訓練のための馬毛島基地建設は、種子島住民らの住環境を悪化させることは明らかです。

 補正予算案には5兆円もの巨額の予備費が計上されています。コロナ禍以降、巨額の予備費計上が繰り返され、内閣が国会の審議を回避する手段となっており、財政民主主義を踏みにじるものです。

 物価高騰対策は極めて不十分です。最低賃金の再改定を決断すべきです。賃金支払いが厳しい中小企業等には社会保険料減免など踏み込んだ支援を行い、速やかに全国一律1500円を実現すべきです。国が責任を負っている介護・障害者福祉・保育など、ケア労働者の賃金を全産業平均に向けて引き上げるべきです。学校給食無償化、高等教育の無償化・給付型奨学金の拡充、物価に合わせた年金引き上げ、消費税減税など暮らしを守る政治の責任を果たすべきです。

 加えて、物価高騰対策に逆行する三つの国民負担増の断念を強く求めます。

 第1に、介護保険の負担増です。社会保障審議会で、介護保険利用料の2割負担の拡大などが検討されています。何十年も保険料を納めながら、利用料負担に耐え切れず、必要なサービスが使えないのは、国家的詐欺ではありませんか。

 第2に、インボイス制度の中止です。多くの中小・零細事業者が物価高で瀬戸際の状況にあります。

 第3に、大軍拡と増税の中止です。岸田首相が昨日指示した軍事費倍増は、増税でまかなえば、国民1人当たり4万円、4人家族で16万円です。国民は選挙でこのような大増税の信任を岸田政権に与えておりません。

 敵基地攻撃能力の保有は、安全保障のジレンマに陥り、軍拡競争をエスカレートさせるだけです。外交で戦争が起きない関係づくりこそ全力を挙げるべきです。


宮本徹・第2次補正予算案・反対討論・衆院本会議.PNG
共産党の宮本徹氏

第2次補正予算案・衆院通過.PNG
令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算が衆院通過



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画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が348MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
臨時国会(第210回国会)で画像をアップロードする為、容量不足は厳しいです。

11月29日、衆院予算委員会。
令和四年度一般会計補正予算(第2号)及び令和四年度特別会計補正予算(特第2号)を議題とした。

自民党の國場幸之助氏、公明党の吉田宣弘氏、立憲民主党の末松義規氏、立憲民主党の渡辺創氏、立憲民主党の山井和則氏、日本維新の会の青柳仁士氏、国民民主党の斎藤アレックス氏、共産党の宮本徹氏、有志の会の仁木博文氏、れいわ新選組の櫛淵万里氏が、岸田文雄内閣総理大臣、松本剛明総務大臣、齋藤健法務大臣、西村康稔経済産業大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、浜田靖一防衛大臣、松野博一内閣官房長官、河野太郎デジタル大臣、秋葉賢也復興大臣に対し、それぞれ質疑を行った。

締め括り質疑を行った。

立憲民主党の森山浩行氏、立憲民主党の後藤祐一氏、日本維新の会の池畑浩太朗氏、国民民主党の斎藤アレックス氏、共産党の宮本徹氏、れいわ新選組の櫛淵万里氏が、岸田文雄内閣総理大臣、松本剛明総務大臣、齋藤健法務大臣、西村康稔経済産業大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、浜田靖一防衛大臣、松野博一内閣官房長官、河野太郎デジタル大臣、秋葉賢也復興大臣に対し、それぞれ質疑を行った。

質疑を終局した。

野党が組み替え動議を提出した。

立憲民主党の渡辺創氏が立憲民主党と日本維新の会の共同の組み替え動議の趣旨説明を行った。

国民民主党の斎藤アレックス氏が組み替え動議の趣旨説明を行った。

れいわ新選組の櫛淵万里氏が組み替え動議の趣旨説明を行った。

討論を行った。

公明党の鰐淵洋子氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に賛成の討論を行った。

立憲民主党の渡辺創氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に反対、立憲民主党と日本維新の会の共同の組み替え動議に賛成、国民民主党の組み替え動議に反対、れいわ新選組の組み替え動議に反対の討論を行った。

日本維新の会の掘井健智氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に反対、立憲民主党と日本維新の会の共同の組み替え動議に賛成、国民民主党の組み替え動議に反対、れいわ新選組の組み替え動議に反対の討論を行った。

国民民主党の斎藤アレックス氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に賛成、国民民主党の組み換え動議に賛成の討論を行った。

共産党の宮本徹氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に反対の討論を行った。

有志の会の緒方林太郎氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に反対の討論を行った。

れいわ新選組の櫛淵万里氏が令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算に反対、れいわ新選組の組み替え動議に賛成、立憲民主党と日本維新の会の共同の組み替え動議に反対、国民民主党の組み替え動議に反対の討論を行った。

採決を行った。

れいわ新選組の組み替え動議について採決を行ったところ、賛成少数で否決した。
国民民主党の組み替え動議について採決を行ったところ、賛成少数で否決した。
立憲民主党と日本維新の会の共同の組み替え動議について採決を行ったところ、賛成少数で否決した。

令和四年度一般会計補正予算及び令和四年度特別会計補正予算について採決を行ったところ、賛成多数で可決した。


11月29日、衆院本会議。
令和四年度一般会計補正予算(第2号)及び令和四年度特別会計補正予算(特第2号)を議題とした。
令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)を議題とした。
根本匠(予算委員長)の報告は可決。

討論を行った。

立憲民主党の森山浩行氏が令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)に反対の討論を行った。

自民党の堀井学氏が令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)に賛成の討論を行った。

日本維新の会の奥下剛光氏が令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)に反対の討論を行った。

国民民主党の斎藤アレックス氏が令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)に賛成の討論を行った。

共産党の宮本徹氏が令和四年度補正予算案(第2次補正予算案)に反対の討論を行った。

採決を行ったところ、賛成多数で可決した。




参考

[衆院予算委] 11月25日、農業が直面する課題に「自民党の政策の方向性そのものが間違えだったのではないか」と立憲民主党の石川香織氏
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494041700.html

[衆院予算委] 11月25日、「事業者が使いやすい交付金の整備を」立憲民主党の後藤祐一氏が指摘
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494026083.html

[第2次補正予算案] 11月22日、参院本会議で審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493856210.html

[第2次補正予算案] 11月21日、衆院本会議で審議入り 首相 閣僚辞任を陳謝
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493847012.html

11月8日、“経済対策”補正予算案 閣議決定 一般会計の総額28兆9222億円
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493373841.html

10月28日、岸田首相が会見 新たな総合経済対策を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492970285.html

政府 子育て支援策 0〜2歳児がいる世帯にクーポン発行を検討(NHKニュース2022年10月15日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492552233.html
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