[競馬法の一部を改正する法律案] 10月7日、地方競馬・馬産地への支援恒久化 競馬法改正案を閣議決定
地方競馬・馬産地への支援恒久化 競馬法改正案を閣議決定
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/7424352022年10月7日の北海道新聞より転載 政府は7日、地方競馬主催者や馬産地への支援措置の恒久化を柱とした競馬法改正案を閣議決定した。道営ホッカイドウ競馬や帯広ばんえい競馬など、地方競馬の経営基盤強化が狙い。今国会で成立させ、2023年4月の施行を目指す。
近年はインターネット投票の増加を背景に地方競馬人気が回復する一方、厩舎(きゅうしゃ)など関連施設の老朽化が急速に進んでいる。農林水産省は、来年度以降、地方競馬の施設整備費用に全国で2400億円以上かかると分析。現在は5年間の時限措置として、地方競馬全国協会(地全協)を通じて施設整備などに補助金が交付されているが、主催者が中長期的な展望を持てるよう恒久化を決令和4年10月7日(金)定例閣議案件
https://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2022/kakugi-2022100701.html
競馬法の一部を改正する法律案(決定)
(農林水産・総務省)第210回国会(令和4年 臨時会)提出法律案
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/index.html
令和4年10月7日 競馬法の一部を改正する法律案
概要(PDF : 246KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-11.pdf
法律案要綱(PDF : 122KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-7.pdf
法律案(PDF : 98KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-10.pdf
理由(PDF : 78KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-9.pdf
新旧対照条文(PDF : 136KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-12.pdf
参照条文(PDF : 155KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/210/attach/pdf/index-8.pdf
競馬法改正案・概要政府は10月7日、地方競馬主催者や馬産地への支援措置の恒久化を柱とした競馬法改正案を閣議決定した。
地方競馬の経営基盤強化が狙い。
今国会で成立させ、2023年4月の施行を目指す。
本法案は競馬の健全な発展を図るとともに、競馬に対する国民の信頼を確保するため、競馬活性化計画の目的及び記載事項の見直し、日本中央競馬会から地方競馬全国協会に対する支援措置等の恒久化及び延長、競馬の公正かつ円滑な実施を確保するための措置の充実等の措置を講ずるものである。
本法案により、地方競馬の経営基盤や馬産地の生産基盤の強化を安定的に推進するとともに、競馬に対する国民の信頼を確保する。
野村農林水産大臣記者会見概要
https://www.maff.go.jp/j/press-conf/221007.html
令和4年10月7日(金曜日)9時28分〜9時42分 於: 参議院議員食堂
(大臣から)競馬法の一部を改正する法律案の閣議決定について
(大臣から)G7農業大臣会合について
農林水産物・食品の輸出目標の前倒しについて
総合経済対策の検討状況について
冒頭発言
大臣
今日は皆さん方に2点御報告があります。1点目でありますが、本日の閣議において、「競馬法の一部を改正する法律案」が(閣議)決定されました。本法案は競馬の健全な発展を図るとともに、競馬に対する国民の信頼を確保するため、競馬活性化計画の目的及び記載事項の見直し、日本中央競馬会から地方競馬全国協会に対する支援措置等の恒久化及び延長、競馬の公正かつ円滑な実施を確保するための措置の充実等の措置を講ずるものであります。本法案により、地方競馬の経営基盤や馬産地の生産基盤の強化を安定的に推進するとともに、競馬に対する国民の信頼を確保してまいります。
2点目でありますが、来年開催のG7農業大臣会合については、開催地の宮崎県及び宮崎市と調整した結果、来年4月22、23日に、土曜、日曜でありますが、開催すること、会場を宮崎市のシーガイアとすることを決定いたしました。会合に向けて当日の会議で議長を務める私の指揮の下、農林水産省が責任を持って準備に当たりますが、会合の成功には地方自治体との緊密な連携が不可欠でございます。このため、来週火曜日に来訪される宮崎県知事、そして宮崎市長とも打合せを行った上で、地方自治体の協力も得て、当省輸出・国際局内に「G7宮崎農業大臣会合準備室」を立ち上げ、開催準備に万全を期す考えでございます。本日私からは以上でございます。
競馬法の一部を改正する法律案の概要
背景
○ 地方競馬については、競馬活性化計画に基づき、主催者が収支改善のための取組を実施してきた結果、令和2年度には29年ぶりに売得金が9千億円を超えるなど、地方競馬の売上は堅調な状況。一方で、インターネット投票の増加等の情勢が変化する中、引き続き堅調な売上を維持するためには、競走体系の整備や強い馬づくりを通じて地方競馬の魅力を向上させる必要。
また、施設の老朽化が著しく進行しており、今後、長期かつ多額の施設整備費用を計画的に確保する必要。
○ さらに、馬産地については、軽種馬生産農家戸数が約20年間減少し続け、現在も多くの経営体において後継者が確保できていない状況にある中で、今後も競走馬の安定供給を維持するためには、生産基盤を強化するための対策を長期にわたり継続して実施することが必要。
○ 加えて、競馬関係者による勝馬投票券の購入、持続化給付金の不適切受給など、不適切事案が頻発しており、競馬に対する国民の信頼が揺らぎかねない状況。
法案の概要
1. 地方競馬への支援措置の拡充
競馬活性化計画制度の見直し(第23条の7関係)
@ 目的を「事業収支の改善」から「事業の経営基盤の強化」に見直し。
A 記載事項に「競走体系の整備」及び「競走馬の競走能力の向上を図るための事業」を位置付け。
支援措置の見直し(第23条の44第1項及び第2項、附則第8条等関係)
@ 日本中央競馬会(以下「競馬会」という。)の特別振興資金から地方競馬全国協会(以下「協会」という。)の競馬活性化勘定への資金交付措置を令和4事業年度から令和9事業年度まで5年間延長。
A 協会の畜産振興勘定から競馬活性化勘定への繰入措置を恒久化。
2. 馬産地への支援措置の恒久化
○ 競馬会の特別振興資金から協会の競走馬生産振興勘定への資金交付措置を恒久化。 (第23条の44第3項、附則第8条等関係)
3. 競馬に対する国民の信頼を確保するための措置の充実
@ 協会の業務に、都道府県又は指定市町村に対して地方競馬の公正な実施を確保するために必要な情報の提供、助言その他の支援を行うことを追加。(第23条の36等関係)
A 協会が都道府県等に対し、免許業務を適正に行うために必要となる調教師又は騎手に関する情報の提供を求めることを可能に。(第23条の36の2関係)
B 競馬会等が競馬の円滑な実施を確保するために必要があると認めるときに主催者として馬主等に対して処分を行うことを可能に。(第24条等関係)
C 競馬関係者の勝馬投票券の購入又は譲受けに関する罰金額の上限を200万円に引き上げ。(第33条関係)
施行期日
○ 令和5年4月1日(ただし、競馬会から協会への資金交付措置の延長については公布の日、3のAからCまでは公布の日から起算して6月を超えない範囲において政令で定める日)。
競馬法の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21009007.htm
posted by hazuki at 14:05|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
法律・法案
|

|