KDDI通信障害 総務相「外部の有識者会議で会社側の対応検証」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220705/k10013702831000.html
2022年7月5日のNHKニュースより転載
KDDIの大規模な通信障害について、金子総務大臣は復旧作業の終了後も音声通話が利用しづらい状況が続いたにもかかわらず、利用者への周知や広報が十分ではなかったとして、遺憾の意を示したうえで、外部の有識者でつくる会議で会社側の対応を検証する考えを明らかにしました。
今月2日に発生したKDDIの大規模な通信障害について、金子総務大臣は5日の閣議後の記者会見で、「国民の日常生活や社会経済活動に必要不可欠な携帯電話サービスが2日以上にわたり利用困難になったことは改めて大変遺憾だ。命に関わりかねない影響が出たことを深刻に受け止めている」と述べました。
また、復旧作業の終了を公表したあとも音声通話が利用しづらい状況が長時間続いたことに対し、「周知広報については利用者目線では通信事業者としての責任を十分に果たしたとは言えない」と指摘しました。
そのうえで「外部有識者で構成する電気通信事故検証会議においてしっかりと検証を行う」と述べ、総務省として会社側の対応を検証する考えを明らかにしました。
有識者会議では、設備をメンテナンスする際の事前準備の在り方や去年のNTTドコモの通信障害を踏まえた教訓を十分にいかしていたかどうかなども議論し、再発防止に向けた対応策につなげるとしています。
総務省は、今回の通信障害は、電気通信事業法上の「重大な事故」に該当するとして、KDDIからの報告を踏まえ、行政指導などを検討する方針です。
金子恭之総務大臣
KDDIの大規模な通信障害について、金子総務大臣は復旧作業の終了後も音声通話が利用しづらい状況が続いたにも関わらず、利用者への周知や広報が十分ではなかったとして、遺憾の意を示したうえで、外部の有識者でつくる会議で会社側の対応を検証する考えを明らかにした。
総務省は、今回の通信障害は、電気通信事業法上の「重大な事故」に該当するとして、KDDIからの報告を踏まえ、行政指導などを検討する方針。
KDDI障害「前例ない事故」 閣僚から苦言相次ぐ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070500316&g=eco
2022年7月5日の時事通信より。
「KDDIの大規模通信障害について、5日の閣議後記者会見では閣僚から苦言が相次いだ。通信業界を所管する金子恭之総務相は「2日以上にわたり利用困難となる前例のない大きな規模だ」と指摘。その上で「同様の事案が二度とないよう抜本的な検討が必要だ」と述べ、事故対応などについて検証する考えを示した。」
時事通信は閣僚からの苦言を報道しています。