日本とタイ 首脳会談 力による一方的な現状変更に反対で一致(NHKニュース2022年5月3日)
日本とタイ 首脳会談 力による一方的な現状変更に反対で一致
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220502/k10013609631000.html2022年5月3日のNHKニュースより転載タイを訪れている岸田総理大臣はプラユット首相と首脳会談を行い、ウクライナ情勢をめぐり、いかなる地域でも力による現状変更は認められないという認識で一致しました。
また海洋進出を強める中国を念頭に、日本からの防衛装備品の輸出などに関する協定の締結で合意しました。
岸田総理大臣は、首都バンコクにある首相府で日本時間の午後6時すぎからプラユット首相と2時間余り首脳会談を行いました。
この中で岸田総理大臣は「プラユット首相とともに戦略的パートナーであるタイとの間の友好関係をさらに発展させたい。戦略的パートナーを包括的戦略パートナーに格上げしてはどうかというご提案をプラユット首相からいただいた。両国関係をさらなる高みに引き上げる観点から、提案を真剣に検討したい」と述べました。
会談で両首脳は、ウクライナ情勢について意見を交わし、いかなる地域でも主権や領土の一体性の侵害、力による一方的な現状変更、それに大量破壊兵器による威嚇や使用に反対していくことで一致しました。
さらに岸田総理大臣は、タイ政府によるウクライナや周辺国への人道支援を高く評価し、国際社会とともにウクライナや周辺国への人道支援で連携していくことで一致しました。
また中国を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて連携していくことを確認したほか、北朝鮮の核・ミサイル問題、拉致問題それにミャンマー情勢をめぐっても緊密に連携していくことを確認しました。
そして、日本からタイへの防衛装備品の輸出や技術移転に関する協定の締結で合意したほか、捜査当局が外交ルートを通さずに必要な情報や証拠を直接やり取りできる「刑事共助条約」の締結に向けて調整を加速させることを確認しました。
また、新型コロナ対策をめぐって、500億円の円借款を行うことや検疫体制を強化するための機材の支援を行うことで合意しました。
このほか、タイが議長国を務め、ことし11月に開かれる予定のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の成功に向け、緊密に連携していくことで一致しました。
タイ プラユット首相「人道支援継続で一致」
ウクライナ情勢を巡ってタイは、ロシアに対する制裁には参加せず、外交で中立的な立場を維持し、ことしAPEC=アジア太平洋経済協力会議の議長国として、アメリカや日本、それにロシアや中国などと協議することができる立場であることを強調しています。
岸田総理大臣との首脳会談のあとの共同記者発表で、タイのプラユット首相は「両国は主権や領土の一体性、国際法、国連憲章の原則を再確認した。そしてすべての関係者に対し、暴力を停止し、最大限の自制をするよう求め、国際社会と協力して、ウクライナの人たちに人道支援を継続していくことで一致した。こうした人道的な面に目を向けて支援を続けていくことが、いずれ紛争の解決に向けた道につながる」などと述べました。
岸田首相 「今回の成果を ヨーロッパ訪問につなげたい」
岸田総理大臣は訪問先のタイで記者団に対し、今回の東南アジア訪問について「ウクライナ情勢への対応では、アジア唯一のG7=主要7か国のメンバーとして、できるだけ理解と協力を得るよう努力をした。3か国それぞれ、こんにちまでの歴史的な事情など違いがあるが、基本的な考え方で共通認識を確認することができたという手応えは感じている」と述べました。
そのうえで「今回の成果を、ぜひヨーロッパ訪問につなげていきたいし、G7各国との協議の中でもしっかりと報告したい。G7の厳しいスタンスと、アジアの国々の立場には違いがあることを踏まえ、できるだけ多くの国々に連携や協力を求めていかなければいけない難しさや丁寧な取り組みの大切さをしっかり伝えることが大事だ」と述べました。
そして「ともに平和や安定を実現するために行動してもらう雰囲気をつくることの大切さをしっかり説明していくことが、アジア唯一のG7メンバーである日本の置かれている責任であり立場だ」と強調しました。岸田文雄首相とタイのプラユット首相タイを訪れている岸田総理大臣はプラユット首相と首脳会談を行い、ウクライナ情勢を巡り、いかなる地域でも力による現状変更は認められないという認識で一致した。
新型コロナ対策を巡って、500億円の円借款を行うことや検疫体制を強化するための機材の支援を行うことで合意した。
岸田文雄の円借款の旅です。
また、円借款というバラマキです。
日タイ首脳会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/th/page1_001160.html
「 5月2日、現地時間午後4時10分(日本時間午後6時10分)から約2時間15分、タイ王国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、首相府において、プラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相兼国防大臣(H.E. Mr. Prayut Chan-o-cha, Prime Minister and Minister of Defense of the Kingdom of Thailand)と少人数会合を含む首脳会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。会談後、両首脳は署名式及び共同記者発表に臨み、その後、プラユット首相主催の歓迎夕食会が行われました。会談には、磯ア内閣官房副長官他が同席しました。
1 冒頭
岸田総理は、プラユット首相及びタイ国民からの温かい歓迎に感謝の意を表し、国際秩序の根幹をめぐる歴史の岐路に立っている中、「自由で開かれたインド太平洋」の実現や、ロシアによるウクライナ侵略、南シナ海情勢、ミャンマー情勢などの地域・国際情勢への対応において、タイとの連携を強化したい旨述べました。また、日タイ修好135周年である本年、プラユット首相と共に戦略的パートナーであるタイとの友好関係を更に発展させたい旨述べました。これに対し、プラユット首相から、総理の訪問を歓迎する、世界は様々な課題に直面しており、岸田総理と共に日タイ両国の関係を更に強化し、地域・国際情勢への対応について緊密に協力していきたい旨発言がありました。
(省略)
2 二国間関係
(1)安全保障・法務分野
両首脳は、「日タイ防衛装備品・技術移転協定」の署名を歓迎し、今後、具体的な移転案件の協議を進めていくことで一致しました。また、「日タイ刑事共助条約」の締結に向けて、正式交渉会合を開催すべく、調整を加速させることで一致しました。
(2)未来に向けた経済関係強化
岸田総理から、日タイの未来に向けた経済関係強化として、サプライチェーン強靭化を含む経済安全保障分野での協力の推進、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ」等を通じた脱炭素化や、5Gをはじめとするデジタル、スマートシティ、ヘルスケアの分野において協力していきたい旨述べました。また、「アジアゼロエミッション共同体構想」も紹介しました。これに対し、プラユット首相から、これらの分野での関係強化に取り組んでいくとし、日本企業からの更なる投資への期待が表明されました。両首脳はまた、こうした分野における協力についても、策定中の「日タイ戦略的経済連携5か年計画」に反映させていくことで一致しました。
(3)新型コロナ対策
岸田総理から、新たに新型コロナ対策のための500億円の円借款による財政支援と、水際の検疫体制強化のための機材支援を決定し、新型コロナを乗り越え、両国の活発な往来が再開されることを期待する旨述べました。プラユット首相からは、日本によるワクチン供与を含む新型コロナ対策支援への謝意とともに、日本人観光客の来訪など活発な往来や経済活動の再開への期待が示されました。
(省略)
3 地域・国際情勢
(省略)
(3)メコン、ASEAN及び国際場裡における協力
岸田総理から、日メコン協力についてACMECS開発基金に1.5億円拠出した旨述べ、プラユット首相から謝意が表明されました。両首脳は、引き続き、メコン地域の発展のために緊密に連携していくことで一致しました。 また、岸田総理は、ASEAN協力について、来年は日ASEAN友好協力50周年であり、日本での特別首脳会議にて将来の日ASEAN協力のビジョンを打ち出したい旨述べ、プラユット首相は、ASEAN対日調整国として日本のイニシアティブを支持し、協力していく旨述べました。
加えて、岸田総理から、本年タイが議長を務めるAPECの成功に向けて、日本はBCG経済を含めたタイの優先課題を全面的に支持する旨述べました。これに対しプラユット首相は謝意を述べ、両国はAPECの成功に向けて緊密に連携していくことで一致しました。また、国連安保理改革や核軍縮・不拡散の分野でも協力していくことで一致しました。
岸田首相 ベトナムで首脳会談 ウクライナ即時停戦などで一致(NHKニュース2022年5月1日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487526585.html
日メコン協力についてACMECS開発基金に1.5億円拠出した件は、ベトナムでの首脳会談で触れた通りです。
日本国民にはカネを使わない癖に海外には簡単にばら撒きます。
ロシアは無差別攻撃をしていない。
ウクライナを攻撃しているのはウクライナ軍ですよ。
関連リンクをご覧ください。関連
ドネツク州のダムをウクライナ人武装戦闘員らが爆破、決壊(スプートニク日本2022年4月12日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486478790.html
ウクライナ兵が、マリウポリでの民間人殺害を自供(Pars Today 2022年4月10日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486384504.html
虐殺は「自作自演のでっち上げ」民間人の死者は「ウクライナ政府の無責任な政策の犠牲者」駐日ロシア大使が語った“認識”(TBSニュース2022年4月10日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486378780.html
「ブーチャで起こったことについての真実は、近いうちに明らかになる」=露国連大使(スプートニク日本2022年4月5日)
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マリウポリ 中心街の劇場をウクライナ民族主義者らが地雷で爆破(スプートニク日本2022年3月17日)
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ウクライナ軍による白リン弾、クラスター爆弾の使用を確認=露国連大使(スプートニク日本2022年3月15日)
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[駐日ロシア連邦大使館Facebook] 3月16日、ラブロフ外相「戦争を終わらせる、これこそが我々の取り組んでいることである。」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486037142.html
ロシア軍ではなくウクライナ軍が砲撃をしている。フランス人ジャーナリスト アンヌ=ロール・ボネルのスク−プ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485966642.html
プーチン大統領 中東からドンバスに1万6000人の義勇兵派遣を承認(スプートニク日本2022年3月11日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485966199.html
posted by hazuki at 14:23|
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