2021年03月22日

[医療法改正案] [コロナ対応医療従事者等慰労金法案] 3月18日、医療法改正案が衆院本会議で審議入り 野党提出「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」が並行審議

[医療法改正案] [コロナ対応医療従事者等慰労金法案] 3月18日、医療法改正案が衆院本会議で審議入り 野党提出「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」が並行審議

勤務医などの働き方改革を推進へ 医療法改正案 衆院で審議入り
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012921741000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_070


2021年3月18日のNHKニュースより転載

長時間労働が深刻化している勤務医などの働き方改革を進めるため、医療機関に医師への健康確保措置を義務づけることなどを盛り込んだ医療法の改正案が、衆議院で審議入りしました。

18日の衆議院本会議で審議入りした医療法の改正案は、病院の勤務医などの長時間労働が深刻化しているとの指摘を受けて、医療機関に対し、救急医療などを担う医師に仕事と仕事の間に一定の休息時間を確保する「勤務間インターバル」や医師による面接指導といった健康確保措置を義務づけるとしています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大により、医療提供体制がひっ迫したことも踏まえ、都道府県が策定する医療計画に、新たに感染症対策を追加し、医療人材や病床の確保策などを盛り込むよう求めています。

田村厚生労働大臣は「これまでの医療は医師の自己犠牲的な長時間労働によって支えられてきた側面があるが、将来にわたって良質な医療を提供し続けるためにも長時間労働を是正していくことが必要だ」と述べ、改正案の早期の成立に協力を求めました。

医師の長時間労働をめぐって、政府は、時間外労働の年間の上限を、令和6年度から、一般の勤務医では、年間960時間、救急医療などを担う医師では、年間1860時間まで抑制する方針も示していて、医師の働き方改革を推進したい考えです。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=51734&media_type=

2021年3月18日 (木)
本会議 (1時間40分)

案件:
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(204国会閣15)
日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律等の一部を改正する法律案(204国会閣12)
関税定率法等の一部を改正する法律案(204国会閣11)
森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案(204国会閣33)
有明海及び八代海等を再生するための特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(204国会衆8)
在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案(204国会閣32)
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案(204国会閣16)
良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案(204国会閣17)
新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案(204国会衆1)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 大島理森(衆議院議長)  13時 02分  01分
 義家弘介(法務委員長)  13時 02分  02分
 あかま二郎(国土交通委員長)  13時 04分  03分
 越智隆雄(財務金融委員長)  13時 07分  03分
 高鳥修一(農林水産委員長)  13時 10分  05分
 あべ俊子(外務委員長)  13時 15分  02分
 左藤章(文部科学委員長)  13時 17分  04分
 田村憲久(厚生労働大臣 働き方改革担当)  13時 21分  04分
 尾辻かな子(立憲民主党・無所属)  13時 25分  03分
 山川百合子(立憲民主党・無所属)  13時 28分  31分
 高木美智代(公明党)  13時 59分  22分
 宮本徹(日本共産党)  14時 21分  18分

答弁者等
議員(発言順):
 浅野哲(国民民主党・無所属クラブ)
 早稲田夕季(立憲民主党・無所属)
 高橋千鶴子(日本共産党)
大臣等(建制順):
 武田良太(総務大臣)


田村憲久・医療法改正案・趣旨説明・衆院本会議.PNG


【衆院本会議】尾辻かな子議員が「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」の趣旨説明
https://cdp-japan.jp/news/20210318_0968


2021年3月18日の立憲民主党HPより転載

 18日の衆院本会議で政府提出の「医療法等の一部を改正する法律案」と並行して、議員立法の「新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案」(コロナ対応医療従事者等慰労金法案)が議題となり、提出者を代表して尾辻󠄀かな子議員が趣旨説明をおこないました。この議員立法は、立憲民主党が1月18日に共産党、国民民主党、社民党とともに衆院に提出していました。

 尾辻議員は、わが国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染確認がされてから1年以上経過したなか、「医療、介護、障がい福祉、子ども・子育て支援の現場で働く方々は、自らの感染リスク、自分が患者や利用者に感染させてしまうのではないかとの不安を抱きながらも、支援が必要な方々の生活を支え、そして命や健康を守るため、強い使命感を持って日々懸命に努力されている。しかし、政府の慰労金の支給は昨年6月末までの期間にとどまり、保育所や学童保育で働く方々や保険薬局の薬剤師などは支給対象外だった。その後、『第2、第3波』と感染者も増加し、再びの緊急事態宣言、変異ウイルスなど、現場で働く環境は過酷さを増し、離職者も増加している」と政府の対応の不十分さを振り返りました。

 その上で、「多くの医療機関、介護・障がい福祉サービス事業所等の経営は悪化しており、その結果、病院の約4割が冬のボーナスを減額支給したという調査結果もあります。厚労省の病床確保支援も不十分で、医療崩壊、介護崩壊しかねない状況」にあると説明し、この状況を改善するために、現場で働く人に対して慰労金を再給付すべきだと法案の趣旨を訴えました。

 慰労金再給付の内容について、(1)対象者は一定の要件を満たす医療従事者等、医療機関等以外の場所において新型コロナの患者と接する業務に従事する者、医療の提供に密接に関連する業務の従事者、保険薬局の薬剤師、介護・障がい福祉サービス事業所等の職員及び子ども・子育て支援施設等の業務従事者(2)2020年7月1日から2021年1月31日までの間に新型コロナウイルス感染症の発生等に対応した医療機関や介護・障がい福祉サービス事業所等で患者や利用者と接する業務に10日以上従事した場合には、20万円の慰労金を支給する(3)前回政府が実施した慰労金の対象者に加え、保育所、幼稚園、学童保育等の子ども・子育て支援施設等の業務従事者、保険薬局の薬剤師等に対しても5万円等の慰労金を支給する――と説明しました。

 尾辻議員は法案への賛同を求め、趣旨説明を終えました。


尾辻かな子・コロナ対応医療従事者等慰労金法案・趣旨説明・衆院本会議.PNG


【衆院本会議】山川百合子議員、内閣提出「医療法改正案」と議員立法「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」で質問、慰労金法案で早稲田夕季議員が答弁
https://cdp-japan.jp/news/20210318_0970


2021年3月18日の立憲民主党HPより転載

 衆院本会議で18日、内閣提出法案「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案(医療法等改正案)」と並行して、議員立法「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」(野党提出)が審議され、「立憲民主・無所属」会派を代表して山川百合子議員が登壇しました。

 冒頭、昨年11月にNTT澤田社長とNTTドコモ役員と会食したと週刊文春に報道された武田総務大臣に事実関係をただし、武田大臣は両氏が参加する会食に参加した事実を認めたものの、NTT関係者から許認可に関する要望はなく、大臣規範に抵触していないと答弁しました。

 続いて、1都3県に発出されている緊急事態宣言を変異株の感染拡大が懸念されている中で解除することについて、田村厚労大臣に見解を求めました。田村大臣は変異株対策の強化とワクチン接種を推進していく考えを示しました。

■議員立法「コロナ対応医療従事者等慰労金法案」について

 山川議員は、法案提出者に(1)慰労金の再支給の必要性についてどのように認識しているか(2)政府が「第1波」で支給した慰労金は、医療機関、介護・障がい福祉サービス事業所等に勤務されている方に対象が限定されていたが、野党の法案で対象を拡大している趣旨――について質問しました。

 法案提出者で国民民主党の浅野哲議員は、再支給の必要性について医療従事者のストレスは長期化し、心身の疲労は限界に達していることや、政府の予備費による医療従事者の人件費の補助が、処遇改善に結びつくか担保されていないことなどを挙げ、一刻も早く、再び20万円の慰労金を支給するとともに、昨年7月以降に働き始めた医療従事者等に5万円又は10万円の慰労金を支給すべきだと答弁しました。

 同じく法案提出者の立憲民主党・早稲田夕季議員は対象を拡大している趣旨について、COVID-19との闘いが長期化する中で、医療従事者が安心して働けるのは、休業や閉園せずにがんばってくれている保育園などの子育て支援施設のおかげだと述べ、保育士、幼稚園教諭、学童指導員にも慰労金を支給すべきと主張しました。

■内閣提出法案「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案」について

 山川議員は、新興感染症が発生した場合、国家の公衆衛生の「要」は、ワクチン開発と保健医療制度にあると述べ、日本はワクチン開発では大幅に遅れをとり、外国製のワクチンの輸入に頼らざる得ない状況である一方、公衆衛生は国民皆保険制度を基盤とする健康医療体制によって支えられ、コロナ禍による被害が比較的緩やかに抑制されていると現状を説明しました。
 その上で、病床数、医師や看護師の定数削減を意図した保健医療制度改革は、コロナ禍が収束してから行うべきだと主張しました。

 菅総理が過日唐突に発言した「皆保険制度の見直し」の真意と今回の医療法等改正の目的について、リストラを前提としているのか田村厚労大臣にただしました。
 田村大臣は「リストラではない」と答弁し、新興感染症に対応するために、医師の働き方改革を含めて医療体制を整備していく考えを示しました。

 地域医療構想について、政府は都道府県に任せるのではなく、国の責任において今後の課題に応える医療体制をどう整備していくのか、その大元の議論が必要だと訴え、特に公立・公的医療機関の病床数を確保するために、不採算部門を請け負う公立病院の補助や交付税参入を提言しました。

 また、病床の削減等を行った医療機関に財政支援を実施する「病床機能再編支援事業」について、「コロナ禍で消費増税分をあててまでなぜ病床削減のための予算を増やしたのか、理解に苦しむ」と痛烈に批判し、本事業の中止を強く求めました。

 医師の働き方改革について、「平時の医師の働き方に関する法案を審議するのではなく、新型コロナウイルスの感染者を減らすことが医療従事者の肉体的・精神的負担を減らす最も有効な方策だ」と主張しました。
 そのために、立憲民主党では、エッセンシャルワーカーや陽性者の周囲への公費検査の実施、ゲノム解析を積極的に行い感染ルートの把握を徹底すること等により、感染を封じ込めることを提案していると説明しました。

 さらに、ワクチン接種に協力する医療機関や医療従事者に対して、協力金等の支給や減収補填などの支援措置、収入の減った全ての医療機関への経済的支援は、医師の働き方改革の前提と言っても過言ではないと進言しました。


山川百合子・医療法改正案・質疑・衆院本会議.PNG



3月18日、衆院本会議。
良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案(医療法改正案)と新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案(コロナ対応医療従事者等慰労金法案)を議題とした。

良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案(医療法改正案)について、田村憲久厚生労働大臣より趣旨説明を聴取した。

新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案(コロナ対応医療従事者等慰労金法案)について、提出者の(立憲民主党の)尾辻かな子氏より趣旨説明を聴取した。

立憲民主党の山川百合子氏が、田村憲久厚生労働大臣、武田良太(総務大臣)、浅野哲氏(国民民主党・無所属クラブ)、早稲田夕季氏(立憲民主党・無所属)に対して、質疑を行った。

公明党の高木美智代氏が、田村憲久厚生労働大臣に対して質疑を行った。

共産党の宮本徹氏が、田村憲久厚生労働大臣、高橋千鶴子氏(共産党)に対して質疑を行った。

病床削減ありきだ 衆院本会議審議入り 宮本氏が批判
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-03-19/2021031901_02_1.html

共産党の宮本徹氏の質疑に関しては、3月19日の赤旗を参考にしてください。

病床削減推進法案 宮本議員の質問(要旨) 衆院本会議
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-03-19/2021031904_02_1.html

共産党の宮本徹氏の質問(要旨)。

良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案(医療法改正案)と新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案(コロナ対応医療従事者等慰労金法案)について、3月19日の衆院厚生労働委員会で趣旨説明を聴取している。

勤務医などの働き方改革を推進へ。

議案名「新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案」の審議経過情報
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DD171A.htm

野党提出の法案。
中島克仁君外七名提出。

新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20405001.htm

新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等を慰労するための給付金の支給に関する法律案要綱
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g20405001.htm




参考

[医療法改正案] 2月2日、医療法改正案を閣議決定 感染症対策、計画に記載義務
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479875022.html
posted by hazuki at 22:40| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[千葉県知事選] 元千葉市長の熊谷俊人氏 初当選が確実

[千葉県知事選] 元千葉市長の熊谷俊人氏 初当選が確実

千葉県知事選 元千葉市長の熊谷俊人氏 初当選が確実
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210321/k10012927871000.html


2021年3月21日のNHKニュースより転載

過去最多の8人が立候補し12年ぶりに新人どうしの争いとなった千葉県知事選挙は無所属で、元千葉市長の熊谷俊人氏が初めての当選を確実にしました。

千葉県知事選挙は、元千葉市長の熊谷俊人氏が、自民党が推薦する関政幸氏らを破り、初めての当選を確実にしました。

熊谷氏は43歳。
大手通信会社の社員や千葉市議会議員を経て、平成21年に31歳で千葉市長に就任し当時としては、全国で最も若い市長となりました。
そして今回、3期目の途中に辞職して立候補しました。

特定の政党の推薦は受けず、「県民党」を掲げ、与野党双方から支援を受けて選挙戦を展開し、▽新型コロナウイルスのワクチン接種を速やかに進めることや▽県の危機管理体制の強化などを訴えました。

その結果、与野党双方の支持層に加え、特定の支持政党を持たない無党派層からも幅広く支持を集め、初めての当選を確実にしました。

熊谷俊人氏は「多くの県民の方から支持を頂いて当選したことに心から感謝したい。コロナ禍での県政のかじ取りの責任を重く受け止めている。22日から緊急事態宣言が解除される中、オール千葉でコロナ対策に取り組み、乗り越えていきたい。選挙戦を通して多くの千葉県の可能性を見せてもらうことができた。多くの方に県政に関心を持っていただき、県民一人一人に納得していただけるよう、着実に進めていきたい」と話しました。


熊谷俊人・当確.PNG



過去最多の8人が立候補し12年ぶりに新人同士の争いとなった千葉県知事選挙は無所属で、元千葉市長の熊谷俊人氏(43)が初めての当選を確実にした。
立憲民主党県連などが支援した熊谷俊人氏。
熊谷俊人氏は日本維新の会、国民民主、社民各党の県組織に加え、自民、公明両党の一部国会議員の支持も受けた。




千葉県知事選挙
https://www.2021-chibaken-senkan.jp/




参考

[千葉県知事選] 千葉知事選に過去最多8人立候補 与党の足並みに乱れ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480330005.html
posted by hazuki at 00:00| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする