日英首脳 電話会談 新型コロナ対策などで協力深めることを確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210216/k10012871381000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_022
2021年2月16日のNHKニュースより転載
菅総理大臣はイギリスのジョンソン首相と電話で会談し、新型コロナウイルス対策などで協力を深めていくことを確認しました。またジョンソン首相は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を全面的に支持する意向を示しました。
菅総理大臣とジョンソン首相の電話会談は、日本時間の16日夕方、およそ30分間行われました。
この中で、菅総理大臣は「自由で開かれたインド太平洋の実現などに向け、さらに緊密に連携したい」と述べたのに対し、ジョンソン首相も同様の認識を示しました。
そして、両首脳は新型コロナウイルス対策や、安全保障分野で協力を深めていくことを確認しました。
また、イギリスが議長国を務める今月19日の、G7=主要7か国首脳によるオンライン会議などをめぐっても意見を交わし、感染収束後の国際秩序の形成をG7が主導していくことで一致しました。
さらに、菅総理大臣が東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて支持を呼びかけたのに対し、ジョンソン首相も全面的に支持する意向を示しました。
このほか、両首脳は、ミャンマー情勢や中国の海洋進出などへの懸念を共有し、緊密に連携していくことも確認しました。
菅総理大臣はイギリスのジョンソン首相と電話で会談し、新型コロナウイルス対策などで協力を深めていくことを確認した。
またジョンソン首相は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を全面的に支持する意向を示した。
日英首脳電話会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/gb/page1_000930.html
2月16日、午後5時45分から約30分間、菅義偉内閣総理大臣は、ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と首脳電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
冒頭、ジョンソン首相から今般の地震被害へのお見舞いがあり、菅総理大臣から謝意を表しました。菅総理大臣から、「日英EPAの発効や日英『2+2』の開催など日英の協力が深まっており、『自由で開かれたインド太平洋』の実現や、英国が議長国を務めるG7及びCOP26に向けて、更に緊密に連携していきたい」と述べました。これに対し、ジョンソン首相から、新型コロナ対応も含め、二国間及び多国間で日英協力を深化させたい旨の発言がありました。
両首脳は、2月19日のG7首脳テレビ会議及び6月のG7サミットに向けた意見交換を行い、ポスト・コロナの国際秩序の形成をG7が結束して主導していくことを確認しました。また、両首脳は、2050年までの「カーボン・ニュートラル」実現を目指し、COP26に向けて国際社会をリードすべく連携していくことで一致しました。また、菅総理大臣は、英国のTPP11への加入申請を歓迎しました。
菅総理大臣から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、英国が議長を務めるG7首脳の支持を求めたのに対し、ジョンソン首相から、全面的に支持する旨発言がありました。
両首脳は、地域情勢についても意見交換を行い、ミャンマー情勢について重大な懸念を共有したほか、中国の海警法を含め、東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試み及び香港・新疆ウイグル自治区の状況についての懸念を共有し、連携していくことで一致しました。
参考資料
日英首脳電話会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/gb/page1_000930.html
追記
新型コロナウイルスによる肺炎の記事のリンクが多くなったので、リンクを省きます。
「新型肺炎」または「新型コロナウイルス」でラベル(タグ)を切っています。
「変異ウイルス」も追加しました。