2018年03月12日

[米輸入制限] 世耕弘成経済産業相がライトハイザーUSTR代表に除外要請も「回答なし」

[米輸入制限] 世耕弘成経済産業相がライトハイザーUSTR代表に除外要請も「回答なし」

米輸入制限措置 世耕大臣が除外要請も「回答なし」
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000122620.html
(2018/03/11 06:23)

世耕経済産業大臣はアメリカの閣僚と会談し、トランプ大統領が発表した輸入制限措置から日本を除外するよう要請しましたが、回答は得られませんでした。

 世耕経済産業大臣:「今後の手続きやスケジュール感についての説明はあったが、それ以上の反応はなかったと認識している」
 トランプ大統領は、アメリカが輸入する鉄鋼とアルミの関税引き上げについて、「同盟国に関税を課す必要はない」としていて、「日本は除外される」との見方が出ていました。こうしたなか、世耕大臣はアメリカのライトハイザー通商代表と会談し、日本を除外するよう求めました。しかし、具体的な回答は得られず、「今後も精力的に働き掛けていく」と述べました。同盟国では、新たにオーストラリアの除外が発表されています。


世耕弘成・輸入制限.PNG
ライトハイザーと世耕弘成.PNG



トランプが鉄鋼製品に25%、アルミニウム製品には10%の関税をそれぞれ課すと述べた問題。
世耕弘成経済産業相は、3月9日から11日の日程で、ベルギー・ブラッセルに出張。
ベルギーでは、現地時間の3月10日に、米国のライトハイザーUSTR代表、EUのマルムストローム欧州委員と個別に会談を行うと共に、第2回となる日米欧三極貿易大臣会合に出席した。
ライトハイザー代表とは、232条(米通商拡大法232条)に関して、遺憾の意を伝えると共に、同盟国である日本の鉄鋼・アルミが米国の安全保障に悪影響を与えることはなく、米国の産業や雇用にも多大な貢献をしていることを説明し、対象からの除外を働きかけた。
世耕弘成は米国のライトハイザー通商代表と会談し、日本を除外するよう求めた。
しかし、具体的な回答は得られず、「今後も精力的に働き掛けていく」と述べた。
ベルギーに出発前の世耕弘成は、「世界貿易機関(WTO)の枠組みのもとで必要な対応を検討するとともに、対象からの除外についても米国に引き続き働きかけたい」と述べた。
残念ながら、「今後の手続きやスケジュール感についての説明はあったが、それ以上の反応はなかったと認識している」とのこと。
日本は適用除外にならずに、輸入制限が発動するかも知れません。
ムニューシン財務長官の「カナダ、メキシコ以外に適用除外になる国が幾つかあるかもしれない」と指摘したことが気になります。
鉄鋼問題ですが、米通商代表部(USTR)は、2016年12月17日付けのプレスリリースで、鉄鋼の世界的な過剰生産問題を協議するため2016年12月16日ドイツのベルリンにおいてグローバル・フォーラムの初会合が開催されたことを発表した。
USTRの発表によれば、鉄鋼の過剰生産は2000年から2014年の間でその供給能力は2倍以上に膨らみ、現在においてもこの傾向が続いているとされている。
そのため、価格の下落、工場の閉鎖、多くの雇用の喪失といった危機的な状況が発生し、オバマ政権下ではバイ、プルリ、マルチ等の会議において一貫してこの問題に取り組んでいること、さらに鉄鋼製品を含め外国の不公正な貿易措置に対しては140件を超えるダンピング防止関税や相殺関税等を発動してきたこと、さらに世界貿易機関(WTO)の場でも紛争解決手続きに基づきこれまでにない多くの提訴を行ってきたこと等を説明し、本件の取組みの重要性、緊急性を強く訴えていた。
当時のUSTR代表はフロマン。




参考資料

世耕経済産業大臣がベルギー王国へ出張しました
http://www.meti.go.jp/press/2017/03/20180311001/20180311001.html

経産相、日米欧貿易相会合へ 米輸入制限はWTOの枠組で対応
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/business/2018/03/209434.php?t=0

米通商拡大法232条
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030200278&g=tha

鉄鋼過剰生産問題を協議するグローバル・フォーラムがスタート(USTR、EU)
http://www.kanzei.or.jp/topic/international/2017/for20170105_2.htm




参考

[米輸入制限] ウィルバー・ロス商務長官、全ての国に適用見通し⇒トランプ大統領、カナダ、メキシコ、オーストラリアを適用除外にする意向を表明 3月23日、輸入制限発動
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457888596.html

[トランプ政権の輸入制限発動表明] 世耕弘成経産相と河野太郎外相が反論⇒ホワイトハウス高官、関税対象国に「例外なし」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457383942.html

世耕弘成経産相「米安全保障に影響ない」、トランプ政権の輸入制限発動表明で
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457365043.html

トランプ政権、鉄鋼とアルミニウムに追加関税へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457359506.html
ラベル:世耕弘成
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[米輸入制限] ウィルバー・ロス商務長官、全ての国に適用見通し⇒トランプ大統領、カナダ、メキシコ、オーストラリアを適用除外にする意向を表明 3月23日、輸入制限発動

[米輸入制限] ウィルバー・ロス商務長官、全ての国に適用見通し⇒トランプ大統領、カナダ、メキシコ、オーストラリアを適用除外にする意向を表明 3月23日、輸入制限発動

全ての国に適用見通し=米輸入制限でロス商務長官
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030300245&g=use

【ワシントン時事】ロス米商務長官は2日、トランプ大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について、全ての国に適用されるとの見通しを示した。来週の正式決定までに適用除外措置が設けられなければ、日本など同盟国も影響を受け、貿易摩擦が激化する。

ロス氏はCNBCテレビの番組で「大統領は全ての鉄鋼製品に25%、全てのアルミ製品に10%の関税を課すという考え方を表明した」と指摘。「大統領は、最も効果的な措置が広範かつ一律的な関税だと判断した」とも語り、標的とされる中国などに適用対象を絞る可能性は低いと示唆した。(2018/03/03-07:09)


ウィルバー・ロス2.PNG


輸入制限、豪を除外=米大統領
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031000307&g=use

【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、鉄鋼などの輸入制限について、オーストラリアを適用除外にする意向をツイッターで表明した。米国は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダ、メキシコを既に除外しており、これで3カ国となる見通し。
 トランプ氏は「ターンブル首相は公正で互恵的な軍事・経済関係を築くと約束した。われわれは同盟国、偉大なオーストラリアに関税を課さない」と投稿した。
 これに先立ち、ムニューシン米財務長官はCNBCテレビに「カナダ、メキシコ以外に適用除外になる国が幾つかあるかもしれない」と指摘。23日の輸入制限発動前に、対象から外す国が出ることを示唆した。(2018/03/10-09:15)


トランプ・追加課税.PNG



トランプが鉄鋼製品に25%、アルミニウム製品には10%の関税をそれぞれ課すと述べた問題。
鉄鋼・アルミニウムに高い関税を課す方針について、ホワイトハウス高官は2日、関税を免除される国はないと語った。
米高官は、トランプ大統領が「これは一括関税であり、例外はないと明言した」と説明。
その一方、米政府は今後起こり得る「状況」の中で、ケースバイケースで免除を考慮する可能性もあると語った。
この問題で重要人物がウィルバー・ロス商務長官。
ロス氏は2日、トランプ大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について、全ての国に適用されるとの見通しを示した。
ウィルバー・ロス氏は、どのような人物か。
日本企業に多く投資しているタイヨウ・ファンドの運用にも携わっている親日家。
2014年には日本国政府から「日米間の文化交流及び友好親善の促進に寄与」したとして 『旭日重光章』が贈られている。
ウィルバー・ロスは企業再生で実績がある。
1970年代に勤めていた投資会社ロスチャイルドではテキサコやコンチネンタル航空などの経営再建を手掛けた実績がある。
また鉄鋼業界の再編では最も成果をあげたといわれている。
2002年に破綻した鉄鋼メーカーLTVを買収。その後ベスレヘム・スチールなど複数のメーカーを買収して、インターナショナル・スチール・グループ(ISG)を設立した。
2003年にISGを上場させ、のちにインドのラクシュミ・ミタルに45億ドルで売却した。
トランプ政権でのアメリカ鉄鋼メーカーは強気。

トランプ政権の商務長官候補にウィルバー・ロス。ファンドは日本に投資
http://www.mywave.jp/entry/2016/12/06/183547

ウィルバー・ロスは、鉄鋼や繊維など八方ふさがりの状態に陥って関税による貿易障壁に頼らざるを得なくなった国内産業を守ってきた経歴を持つ。
英エコノミスト誌が「ミスター保護主義」と称したロスは、ウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で北米自由貿易協定(NAFTA)を「貿易と投資の不均衡化の申し子」とこきおろし、メキシコが中国から部品を輸入して製造した自動車を関税なしで米国に輸出していると批判。

米商務長官指名のロス氏、「ミスター保護主義」の異名は本当か
https://jp.reuters.com/article/usa-ross-protectionism-idJPKBN14V0B0

トランプ大統領は9日、鉄鋼などの輸入制限について、オーストラリアを適用除外にする意向をツイッターで表明した。
米国は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダ、メキシコを既に除外しており、これで3カ国となる見通し。
オーストラリアの除外の見返りは何でしょうね。
ムニューシン財務長官の「カナダ、メキシコ以外に適用除外になる国が幾つかあるかもしれない」と指摘したことが気になります。
世耕弘成経済産業相は、焦っている模様。
ウィルバー・ロスと米鉄鋼業界の関係。
ムニューシン財務長官が発言したように、日本も適用除外になるのか。
輸入制限発動前で、トランプ政権の動きが気になります。




参考

[トランプ政権の輸入制限発動表明] 世耕弘成経産相と河野太郎外相が反論⇒ホワイトハウス高官、関税対象国に「例外なし」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457383942.html

世耕弘成経産相「米安全保障に影響ない」、トランプ政権の輸入制限発動表明で
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457365043.html

トランプ政権、鉄鋼とアルミニウムに追加関税へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457359506.html
posted by hazuki at 17:04| Comment(0) | 米国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする